見出し画像

これなんで盛り上がんなかったんだろうね大賞

ピンからキリまでニッチなデジギアやガジェットを集めていた、そんな時期も私にはありました。

例えばこれ、

デジタル名刺を謳った「POKEN」というガジェットです。
専用のサイトでプロフィールやSNSアカウントなどを登録して、他のユーザと端末同士を近付ける(ハイフォーという)ことで情報交換ができたんです。
出たての頃はSNS黎明期、twitterの利用者も限定的、ネット端末はPCが主(ようやくiPhoneが台風の目になるかも)ってタイミングで、
そんな波に乗りたい一部の人達(私含む)にとってPOKENはオフ会マストアイテムとなりました。
リアル店舗でもハイフォーイベントやハイフォーキャンペーンなどやったりで、クローズドなシェアではありますがそこそこ親しまれたガジェットです。
ただ、スマホの技術革新が進行した、というかネット端末=スマホがマジョリティとなった時期となると憐れにも瞬で失速しました。多分2010年はもうそんな時代ですね。
私にとってtwitter青春の1ページです。

本題。これから紹介するギア。

クイズ形式にするのでちょっと隠す。

さて何をするガジェットでしょうか。使ってみましょう。

何か絵を用意するみたいですね。
何か白いモノが刺さってますね。
さっきの絵が黒っぽい感じで出てきましたね。
シートになってますね。
答えが見えてきましたね。

というわけで、スタンプを作るガジェット「pomrie」です。

STAMP MAKER

発売が2013年の暮れくらい、2022年の3月にサポートが終了。
アプリが使える端末も少なくなってきて、後は消耗品の枯渇をもって終わるガジェットですが…惜しくないですかね。
例えば手帳業界は毎年ホットな中、バレットジャーナルという黒船の存在もあり、スタンプ自作ってその辺で需要あると思うのですが。
(出来合いのテンプレートを組み合わせてスタンプ作る、みたいなのはありますが…手帳ユーズ的にはそれで充分なのかも)
私は今でもプライベートの名刺に使ってたりしますね。プリンタで印刷するより活版印刷感が何となくエモいので。
今回QRコードを刷りましたが、インクの濃淡に気をつければ一応用途に足るスタンプは作れたので、さらに名刺が華やかになることでしょう。

ILCに傾倒してた時代のプライベートの名刺。

あと手紙を書いたことがある皆様ならわかると思うんですが、「かしこ」や「まいらせ候」の合略仮名の形が思い出せなくて困ることがありますよね。
せっかく愛しの人に贈る歌を認めても、肝心の「まいらせ候」がただの平仮名だと、
「はぁ、あなたって陰キャのくせに学がないんだね。
さよなら…プロムはテニスサークルの部長と踊ることにするね…」
ってなって立ち直れなくなるわけですね。
でも一度スタンプを作ってしまえば、

ご覧のように恋文が映えます。
そんなこんなで(消耗品の費用にさえ目を瞑れば)いろいろ使い様が思い浮かぶ自作スタンプツール。
pomrieが荼毘に付すにしても、後継機あるいは他に同じようなことができるガジェットが出て来てほしいところですね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?