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【ワシントン=船越翔】AP通信などによると、素粒子や自然界で働く力の作用を説明する「標準理論」の確立に大きく貢献した理論物理学者のスティーブン・ワインバーグ米テキサス大オースティン校教授が23日、死去した。88歳だった。
1933年、米ニューヨーク生まれ。米プリンストン大で博士号を取得し、素粒子理論の研究に取り組んだ。
自然界で知られる四つの力のうち、「電磁気力」と「弱い力」を統一して説明する理論を67年に発表。この業績で、79年にノーベル物理学賞を米国とパキスタンの研究者2人と共に受賞した。
宇宙の成り立ちや科学史などをテーマにした著作も多く残した。