東北大と東大など、ニュートリノ振動実験により電気を帯びない素粒子ニュートリノに質量があることを証明
【プレスリリース】発表日:2023年01月31日
世界最高感度でのニュートリノを伴わない二重ベータ
崩壊探索が新たな節目に到達
-物質優勢宇宙の起源の理解へ-
【発表のポイント】
●ニュートリノ(注1)振動実験により電気を帯びない素粒子ニュートリノに質量があることを証明した。ニュートリノはフェルミ粒子の一種であるが、電子などと同じディラック粒子(注2)とは違い、粒子・反粒子が同じ性質をもつマヨラナ型フェルミ粒子(マヨラナ粒子)(注3)であると示唆した。
●ニュートリノがマヨラナ粒子である場合に起こる稀な崩壊「ニュートリノを伴わない二重ベータ崩壊(注4)」の探索を行い、崩壊の半減期に対して世界で最も厳しい制限を与えた。
●同分野の競合実験が完全探索を目標としている「マヨラナニュートリノ質量の逆階層領域」を世界に先駆けて検証し始めており、本実験でのマヨラナニュートリノの発見が期待される。
※以下は添付リリースを参照
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添付リリース
https://release.nikkei.co.jp/attach/648472/01_202301311151.pdf
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